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【Nakanowhitehouse】管理記録

【2023年1月】

中野駅に向かうブレーキが効き出すくらいのタイミングで見える屋上テラス過ごすシェアハウスの様子。

最近、要望があって物干し台を拡張既製品を購入し、既存のテラス幅に合わせて4mの物干しをダブルで2セット4本、16m分の物干し竿が完成した。※2枚目©Clement Gauchet-Dumortier(2019) (Y.O)

 

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【2022年9月】

運営を始めて4年が経った。このプロジェクトを支援していただいた銀行にて、4年間のシェアハウス運営をまとめて発表。シェアハウスを建てた4年前は、シェアする事の意味や目的がないと人が集まらないのではないかと考えていましたが、最近では、純粋な都心住まいの選択肢として認知されているように感じます。

そもそも最初はシェアハウスを建てる事が、頭の片隅にもなかった所から、予算や収益などの問題を経て、共同住宅ではなくシェアハウスを建設するに至り、​そこからコロナ禍があり、集団生活が敬遠された時期を含めても、90%近い入居率が維持できたのは、この地域とシェアハウスの相性がいいということなのかな。

(Y.O)

 

【2022年6月】
4月ごろから外国人の来日が増えてきた。

逆に日本から出国する方も出てきて、今月は3名の退去があった。コロナ禍直前の2020年2月~約2年3か月住まわれたベトナム人女性は母国に帰国されることとなり、2022年の3月~約3か月住まわれた日本人男性は修士課程を修了され、今後スイスに博士課程で行かれるまでの期間の思い出作りに住んでいただいた。

内覧に訪れたのは日本人2名、フランス人3名、フィリピン人1名。これから日本に来られるという外国滞在中の方にはZOOM等を活用しての内覧希望も増え、物件への疑問点が解決しやすく、部屋が決まりやすくなったように思う内3名の方が新たに入居する事が決まり、10室ある個室は満室となった。

​シェアハウスと同一建物内のテナントに、新しくアート&カフェがオープンした。金土日限定の開店で、期間ごとにアーティストの展示が行われるようだ。テナントは道路から半地下に降りたところに立地している。アプローチ空間に予算をあまりかけられなかったこのアプローチ空間をインスタレーション的にアート空間として作品化すると面白くできるし来客者の数への影響も少なからず作ることができると思う。(Y.O)

 

【2021年9月】

運営を始めて3年が経った。

11部屋のシェアハウスだが、これまで20か国50名近い方が生活してくれた。

​いまだ外国人の来日は少ないので、日本人の割合は増えてきたが、コロナ禍以前より住んでいる外国人は長く住まう形となっている。

日本中でコロナウイルスが広がる中、その影響がシェアハウスでもあり、シェアハウス内のコミュニケーションや感染した人の正直な報告がとても大事であることを感じた。(Y.O)

 

【2021年2月】

コロナの影響で閉鎖になったシェアハウスから希望者が流れてきている。

6名を受け入れることが出来ない月だった。

NakanoWhitehouseは、何か共通の目的がある人が集まるシェアハウスというよりは、それぞれの入居者の生活がまずあって、その日常生活の中で自然な交流がある。そんなシェアハウスになってきていると思う。

日当たりの良く誰もいない午後のリビングが気持ちよさそうに使われていた(Y.O)

 

【2020年10月】

運営を始めて2年。

この1年間で生活を縛らない最低限のハウスルール、管理の関わり方と頻度、ハウス内のモノの取扱説明書、立ち会いの必要のない入居退去手続き方法などを整理していって、排水溝の髪の毛、ごみ箱のコバエ、扉からの虫の侵入、エアコンの掃除、掃除機の故障、家賃の収集など運営側の勘所はだいぶ整理されてきた。

​そうした中で、コロナがやってきた。

昨年からは募集を限定し、外国人が日本に来た時に選んでもらえるよう、TOKYOROOMFINDERのみからの募集でやってきたが、コロナにより外国人の出入りがなく、新規の内覧者が少なくなってきた中で、日本人に向けての募集を拡大するため、シェアシェア、ひつじ不動産からの募集を始めた。(Y.O)

 

【2019年10月】

運営を始めて1年、11部屋あるシェアハウスにこれまで10代~40代、11か国27名の方が住まわれてきた。

シェアハウスの運営を行ったのは初めてだったが、ハウス内の管理は最低限とし、住人同士のコミュニケーションをある程度信頼する形での管理を実験的に行ってきた。
当初シングル:ドミトリーを6:5の割合で設け、様々な媒体で募集をかけ、本当に多様なバックグラウンドを持つ方々に住んでもらったが、管理という観点から言えば合格点には程遠かった。

違いを違いとして受け止められる土壌が日本にはまだ浸透していない。と見るべきなのか、違いが大きすぎて折り合えなかったのか、住人が派閥に分かれてコミュニケーション上のすれ違いについて話す場面があった。

年齢的には大人が集まるシェアハウスに共同生活やコミュニティーを求めているというよりは、それぞれに自分の生活があったうえで重なった時間や空間を共有できることがシェアハウスの良さだと思っていたが、ドミトリー部屋の密度の中で生まれる関係性とストレスが全体のバランスにも影響していると思い、ドミトリーを1部屋だけにして、他をシングルルームに再編した。 数多くの人間ドラマを受け止める舞台に育っていくよう今後もサポートを続けていきたい。(Y.O)

 

【2019年8月】

Nakanowhitehouseには自慢の屋上空間がある。

南側は線路で北側は住宅街。駅から5分の密集地だが空と光を存分に感じ取れる。

その屋上が、ホームパーティーに利用される事は予想していたが、仲間やパートナーと水着になって日光浴をしたり、隣の建物の外壁をプロジェクターのスクリーン代わりにしたりするのは予想の範囲を超えたうれしい使われ方だった。(Y.O)

 

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