​ルーム江原町 Room E

​バルコニーが室内まで広がって、外のような中の部屋をマンションの一室につくりました。

玄関を開けると木の質感とにおいが目に入ります。

奥行感を感じるリビングダイニング

リビングの奥にはインナーテラスにつながる両開き扉

インナーテラス室の床は、触り心地のとても良いタイルになっています

​ハンドルはユニオンの木目調仕様。

​床は栗材、壁は木目が強く、栗に似た雰囲気のあったホワイトアッシュを採用しました。

インナーテラスの部屋は隠れ処のようなスペースが用意されています。

壁に設けた窓は、外の窓と近い大きさになっています。

​インナーテラスの部屋(右)とリビングダイニング(左)。仕切りの木壁

インナーテラスの部屋から、裏動線で洗面室につながります。

インナーテラスの隠れ部屋。

洗面室と浴室

洗面台はCERA製。モザイクタイルは平田タイル。

浴室にはレインシャワーが設置されています。

​2m幅のキッチン。モザイクタイルはMaristo

1.5m幅の作業台。街路樹が良い借景に。

​個室の扉は防音仕様になっています。

天井には吸音パネル。床・壁・天井には防音機能をもたせています。

​玄関回り

スイッチカバーもきっちり選定。

​トイレ。手洗い、鏡収納、手すり・便器・レバーハンドルなど白で統一。

​実施模型写真

広報図面.jpg
改修前平面図.JPG

のびやかな隠れ処

50㎡の2LDK中古マンション住戸をフルリノベーションしました。

コロナ禍真っ只中、家で過ごす時間が長くなり、

リモートワークもありだとなったとき、

住空間は、出来るだけ色んな距離感と居場所があって、

出来るだけ空間的な広がりも失わない、

のびやかで隠れ処的でもある​計画をすることになりました。

​​

このマンション住戸の細長さは、

経済設計された故の合理的な空間の骨格ではありますが、

室内の壁の配置を含めたフルリノベーションを計画するにあたっては、

住空間そのものとしての豊かさを付加するように計画

数珠つなぎの二室よりも、重なりあった二室の方が接する面が増えて、

二室間に、より多くのつながりを生み出せます。

二室を重ねて配置する壁を調整した結果、S字状のラインが決まり、

玄関側は表の部屋、バルコニー側は裏の部屋としました。

壁には窓と扉をつくって、表と裏を行ったり来たり、距離を取り合えたり、

​生活しながら、色々なつながりを試せるように計画しました。

さらにS字状の壁は、家具くらいの長さで細かく折れ曲がる屏風のようにつくりました。

空間を仕切る壁としての役割に加えて、

壁にもたれかかったり、

植栽を見せる背景の壁となったり、

TVを吊るす壁になったりというふうに、

住み手の居場所づくりに壁を活用しようという意図からです。

壁を連続する木のカーテンのように仕上げたり、

天井に到達させずに高さを抑えて自立させたのは、

この住空間での広がりを最大にする意図からです。

 

 

 

​概要

用途       :共同住宅

延床面積 :50.90㎡

階数       :2階部分

構造規模 :地下1階地上9階SRC造(29戸)

築年数  :築50年(1970年)

​撮影   :永井杏奈

尾崎建築事務所

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