まちなかのホテルプロジェクト  Town Hotel Project

(新しい建築の楽しさ2017展出展)

まちなかのホテル

​計画概要

社会、コミュニティと建築の関わり方を模索する30代~40代前半の若手建築家の最新のプロジェクトを展示する「新しい建築の楽しさ」模型展。中野区周縁部のホテル計画。敷地周辺と関連づけた複合的なプログラムをもつヘタ地建築プロジェクト。

三角形の敷地

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都心部では時々目にする三角形の敷地。使いにくいとか縁起が悪そうとか評判は良いとは言えない。だけど設計者にとっては料理のし甲斐があるというか、見出し甲斐のある土地。

特徴的な敷地形状に与えた形式を様々に使いこなす

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なるだけシンプルに、だけど様々に使いこなせる骨格、エンジンを与える。敷地の大きさや敷地形状のバランスなどから検討を重ねた結果、折り返し階段を三角形敷地の重心に近い位置に配置するに至る。1階はテナント、2階は賃貸住宅、3階と4階はオーナー住居とオーナーが運営するゲストハウスだ。

​明るい部屋と静かな部屋を行き来する

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​大通り沿いは南面していて、騒音や外からの視線をかわせば明るく快適な居場所が出来上がる。対する隣地のある北側は、隣地のマンションの廊下からの視線さえ外せば静かな環境が出来る。大通り沿いと隣地沿い、どちらか一方だけだと苦しい時もあるかもしれないが、両方を行き来する生活は快適。

​建物によってまちに人の気配が現れる

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南北を行き来する生活の気配がテラスや建物の奥行を通じて感じ取れる。まちの質感は建築が決める。ただお金を生んだり、機能を満たす箱ではない。50年先、100年先のまちの質を担って、シンプルに、射程の長い創造が必要だ。

用途       :住宅・オフィス・共同住宅・簡易宿所・飲食店
敷地面積   :106.11㎡
建築面積   :  84.78㎡
延床面積   :284.91㎡
階数         :地上4階
構造         :S造
構造設計 :MIDAS IT JAPAN宍戸幸二郎
掲載   :新しい建築の楽しさ2017展
​     :新建築2018.1
​状況   :unbuilt